【レコードとわたし】Free - Free Live

US盤 '80年頃の再発盤、新品。買ったの'88年かなー。'87年にそんなに買ってないと思う。お小遣いそんなになかったし。買った場所は覚えてない。

僕はフリーはアンサンブルの完成度の高さが好きだったから、ライブの荒々しさとか、良さは理解出来るんだけど、そんなに夢中にはならなかった。とか言いつつ、結構聴いたな。My Brother Jakeが好きだった。カラオケで歌いたいくらい好きだ。

フリーはギターも衝撃だったけど、一番のショックはポール・ロジャースだったと思う。なんてったってあの Listen、とか、Let me tell you this、とか、合いの手みたいに入れるのが、いやーーーかっこよかった!この頃はソウルなんて全然知らなくて、黒人音楽と云えばシックとかマイケル・ジャクソンとかあとは流行ってるブラコンくらいなもんで、ジェイムズ・ブラウンはロッキー4の曲を歌ってる人っていう存在だったから、こんな歌い方があるのかと、そりゃー驚きだった。

タモリ倶楽部で、ロックカラオケ大会をやった事があった。今では珍しくないけど、当時のカラオケにはロック曲はあまり入ってなかったから、なかなか面白い企画だった。審査員が萩原健太さんだったんだけど、出場者の一人が All Right Now を歌って、この Listen とかの合いの手とか、ハッ!とかウッ!とかロジャース節をやってて、健太さんがゲラゲラ笑いながら「わかる!やりたいよねー!」みたいな事言ってたのを、たった今思い出した。

僕も見てて、わかる!やりたい!と思ったよ。実際やったよ、生まれて初めて人前で演奏した時に。

最高のロックボーカリストはポール・ロジャース、それは今でもそう思ってる。

でも、この切手みたいな写真のロジャース、とてもミュージシャンには見えない。この毛の多さが、もう最高。

タモリ倶楽部、それらしいのはあったけど、オールライトナウがない。これは第2回とかじゃないかなー。

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(2022/2/25)