【レコードとわたし】Free - Highway

国内盤'84年再発。アイランド名物のライナーと帯が一体になってるシリーズ。’87年か'88年か、吉祥寺ディスクオーツカで、定価2,000円のところ2,800円出した。生まれて初めての「貴重盤」ってやつだ。プレミア分たかが800円だけど、大人の階段昇った気になった。どうしても聴きたかったんだけど、これしかなかったんだよねぇ。

A-1の Highway Song は練習までしたんだけど、結局人前ではやらなかった。初心者の高校生3人じゃ間がもたない。スポックに耳コピさせたりして、ありゃ申し訳なかったな。

この頃から思ってたんだけど、サイモン・カークのドラムって、Fire And Water だけうますぎない?リズムを大きく取ってバッタンバッタンって感じで叩くのがカークらしさで、それはバドカンもそうなんだけど、このアルバム以降はその特徴がよく出てる。

でも Fire And Water は全く彼らしくない。とても繊細。特にOh I Wept の美しいリムショットからのサビ入りでのダイナミクスのお手本のようなタムのフィルインなんて、何度も聴いてるのにため息が出る。他の曲も細かいロールを入れるところとか、ライブではやってないし。2nd もわりとタイトなんだけど、まだわかる。でも Fire And Water は別人くらいに思ってしまう。

ライブ映像で Fire And Water の曲を演奏してるのを聴くと、その差がよくわかる。ライブだから荒々しいのかなーくらいに思ってたけど。

セッションミュージシャン使ってたという情報は見た事ないんだけど、それにしても変わりすぎだ。

で、そのカークらしさってのが最初に大きく出たのがこのアルバムだと思う。バッタンバッタン。ピチピチのTシャツ着て、なんだかにがいもの食べたみたいな顔してるのが目に浮かぶ。ちなみにコゾフの顔はすっぱそう。

これは国内盤なので歌詞カードがあり、よく歌ったもんだから、今日聴いてても自然に一緒に歌ってしまった。結構歌詞覚えてた。キーも歌いやすくて気持ちいい。ポール・ロジャース、ブルースロックやめたかったんだろうね。

その傾向が顕著なのが A-3 の On My Way。イントロのアコーディオン、明らかにザ・バンドだ。このアルバムのせいでコゾフは一旦脱退しちゃうんだけど、ザ・バンドって、いくつのバンドを解散に追い込んだんだろう。

おっと個人的思い出話のつもりが普通のレコードのレビューのようになってしまった。フリーは言いたい事いっぱいだから仕方ない。

(2022/2/25)