【レコードとわたし】Sérgio Mendes & Brasil '66 – Crystal Illusions

国内盤’69年オリジナル。親父さんレコード。

幼稚園児の頃からずっと見てきたこのジャケ。大人の世界の象徴だった。小松川の小さい家を思い出す。まだ汲み取り式便所だったからよくバキュームカーがやってきたとか、おやつ時によくおでん屋が屋台引いて来たとか、あの頃はよく停電して、その時は月が明るかったなあとか。

ライナーで中村とうようがですます調で一曲一曲丁寧に解説してくれてるんだけど、A-5 の作曲者のミルトン・ナシメントについては何も言及なし。この頃はまだそんなに有名じゃなかったのかな。

ピース

【レコードとわたし】歐陽菲菲 – 愛的路上我和你

年代不明。親父さんのレコード。A-1 がセクシー・バスストップなので恐らく’70年代中頃。

ここからしばらく僕の親父さんのレコードが続く。実家を出る時、もうアナログ盤は聴かないって事なので、何枚か持ってきちゃった。

これはなんだろう、台湾で買ってきたんだろうか。親父さんは若い時からよく海外旅行に出てたらしいけど、シンガポールとか台湾とかばかりで、欧米に行ったって話は聞いた事がない。

アジアクラブっていう、アジア諸国から日本に来た留学生を支援する団体に参加してて、よくうちには台湾人やインド人やシンガポール人の留学生がご飯を食べに来てた。中国語も習ってた。

親父さんはそんないいとこのぼっちゃんというわけでないんだけど、なんでかアジアへの意識が高かった。で、まずは戦争の時の日本の蛮行を深く謝罪するところから付き合いを始めてた。家族で台湾に行った時もそうだった。知り合いのご両親を紹介された時なんかは特にそう。

だから未来志向とか言って、とりあえずそれはそれって感じで話を始めようとする今の日本のアジア外交が下品に思えてしかたない。補償したから金出したからもう謝らなくていいって、下品と言わずしてなんと言おう。

ピース。

【レコードとわたし】一風堂 - Radio Fantasy

’81年オリジナル。

これもバイト先で一緒だった小吹くんからの頂き物。仮眠室のロッカーに入っててびっくりしたよ。改めてありがとうございます。

小吹くんとはバイトで知り合ったんだけど、色々と縁があった。奇遇を呼ぶ男だった。

会ったばかりの頃、お互いまだ学生だった。彼がお芝居をやるというので早稲田まで見に行ったんだけど、そのお芝居のスタッフとして高校の仲良かった後輩の名前が二人ばかりあってびっくり。

音楽担当や裏方だったので、その日後輩には会えなかったけど、後日バイトで小吹くんと、いやー奇遇ですねーくらいの話はしたと思う。

その時に、彼がやってる二人組の音楽ユニットのカセットをもらった。NYDという名前だったんだけど、それがまた次の奇遇を呼ぶ。

ジンタのベースの人はスタジオを経営してたんだけど、今も歌手として活躍してる沢知恵さんがそこの常連だった。それが縁で僕らのカセットにゲスト参加してもらったり、ペンギンで共演したり、後に沢さんのバックバンドにジンタのドラムの英ちゃんが参加したりした。

小吹くんのNYDはマーマレードスカイと名前を変えて、色々音源を出したりギターマガジンでインタビューされてりして大活躍だったんだけど、なんと彼らの事務所が沢さんと同じだったのだ。全くの偶然。

もう一人のマーマレードスカイの手島くんは沢さんのマネージャーもやってたんじゃないかな。もうびっくり。

で、小吹くんにはお兄さんがいて、ライターだったかジャーナリストだったか、海外を飛び回ってた。お兄さんが旅先のアンコールワットで、バックパッカーの日本人女性と出会って意気投合、後に結婚するんだけど、その女性がなんと僕の大学の後輩だった。

そこまで奇遇が続きますか、普通。

彼と最後に会ってから20年以上経ってるから、そろそろ新しい奇遇があったらいいなと思う。

ピース。

【レコードとわたし】ゴダイゴ - 中国 后醍醐

‘80年オリジナル。超美品。

ジンタやってた頃に、バイト先で一緒だった小吹くんにもらった宝物。ほぼ新品・・・こんないいものくれるなんて、小吹くん改めてありがとう。

お客さんがとても上品。拍手だけで声をあげたりしない。でもコロナ禍の今のライブの状況ってこんな感じなのかなって思った。

小吹くんについては次の一風堂に続く。

ピース。

【レコードとわたし】キタキツネ物語

‘78年オリジナル。エサ箱にあったので底がやぶれてボロボロ。でも宝物だ。

捨て曲なしの名盤。ゴダイゴはもちろん町田義人も当時の子供にはヒーローだから。宝島とか戦士の休息とかさー。

ライナーの写真で浅野が持ってるのはスターキャスターじゃないかな。いいなあスターキャスター。

キタキツネ物語は小学校2年生の時にテレビで放映された。調べると’79年にフジテレビでってことらしいけど、記憶してる担任が2年生の時の先生だから、3学期だったんじゃないかな。

放送された次の日の学校で、クラスの男子の誰かが自主的に感想文を書いて先生に提出しちゃうくらい、ガキの心に刺さりまくった。

監督が蔵原惟繕だからか、キツネのダンディズムが横溢しまくりで、子供にはたまらない。大人になってから見ても、おいおい野生動物に勝手に物語背負わすなよって思っちゃうくらい面白かった。

で、その男子の書いた感想文は出来がよかったので、帰りの会で先生が皆んなの前で読み上げたんだけど、それがなかなかいい内容で、宿題の読書感想文なんて何が面白いんだろうって思ってたけど、感想文って面白く書けるものなんだって思った。しかも同じクラスのやつに気付かされるとは・・・。

あれがレビューってやつに触れた最初だったんじゃないかな。

2013年にリバイバル公開された時は興奮したけど、挿入歌をナウい人に総取っ替え・・・なんて事をしてくれたんだろう。もちろん観に行くのはやめたよ。

ピース。

【レコードとわたし】高橋竹山 - 津軽三味線

‘74年オリジナル。どこで買ったんだっけなー。ジンタやってた頃に買った。これはさすがにエサ箱ではなかった。

とても状態が綺麗で、新品みたい。

当時好きだった女の子が竹山が好きで、その影響をもろにかぶったところにこれを見つけたので即買った。1,200円とかいわゆる普通の中古価格だったと思う。嬉しかったなー。

お勉強させていただきますって感じで買ったものの、その音にやられてしまった。自分のイメージの津軽三味線はもっとBPM早くて激しいんだけど、これはドスンと重たかった。ダウントゥアースだった。レイドバックだった。

それにしてもこういうのはやっぱりアナログ、いいなあ。

ピース。

【レコードとわたし】カルメン・マキ & OZ - III

’77年オリジナル。エサ箱。

松谷さんが「マキオズ」って略してるの聞いて、そのリアルタイム世代感がかっこよかった。宝島などの昔のロックお勉強記事ではそんな略称見た事なかった。それ以来まねっこしてマキオズって言っている。

松谷さん、このアルバムの時で17歳だもんなあ。

ピース。