【レコードとわたし】Neil Young – Comes A Time

US盤’78年リプレス盤。新宿ユニオンロックレコードストアにて。安かった。
ジャケの曲順表記が Lotta Love が A5 になっている(実際はA4)ので、こりゃ1stプレスだとか思って、しかもすごい安かったので買っちゃった。
でも調べたら、1stプレスはなんと、盤自体もLotta Love は A5だったらしい・・・そんなの見たことない・・・というわけで、これはリプレス盤のうち、ジャケ差し替えが間に合わなかったバージョンというやつだった。1stプレス、いくらするんだろう。おそろしい。
地味なアルバムだけど、なんだかんだでよく聴いた。特にA面の流れは素晴らしい。
Lotta Love は、最初はニールのトリビュート盤 The Bridge でダイナソーJrバージョンで聴いた。あの中で一番破天荒でむちゃくちゃでよかった。
で、オリジナル聴いて、えええ!ってびっくり、その後ダイナソー聴き直したら、実はわりと原曲に忠実で、大笑いしてしまった。ララララ、ラッラッララーララ、ウーウーってところとか、あってるじゃん!っていう。
むかーし、ネットのどっかのニール・ヤング掲示板で、「After The Gold Rush と Harvest で好きになったんだが、その2枚に近いニール作品はなにか?」って質問があった。
そしたら、ニールよく知ってますってな人間がわらわら集まって、アコギ中心だからという理由で、Comes A Time と Harvest Moonをみんなしておすすめしていて、おいおいおい、ちょっと待てよ、と思った。
普段はROMってただけだったが、流石に一言物申したくなり、アコギとかエレキとかニール・ヤングはあまり関係ない、曲が全て、Gold RushとHarvestの曲が好きになったなら、その年代のアルバムが一番近い、よっておすすめは「時は消え去りて」一択、バンドもストレイゲイターズだし、って、つい書き込んでしまった。
だって全然違うじゃん、HarvestとComes A Time。同じもの期待したら絶対失望すると思う。Comes A Timeの良さにも気付けないで離れていってしまうかも知れない。それは勿体無い。
Comes A Timeは、Time Fades Away、Tonight's The Night とどん底まで落ちていって、Zuma で光明がさして、そんで辿り着いたって文脈あってこそだ。
ついでにその直後に来るのが Rust Never Sleeps っていう、前フリかよ!ってのも含めての Comes A Timeだ。Harvestに近くなんか全くない。全然違う。
まったく、いまだに思い出すとなんかプンスカしてしまう。もう30年くらい前の話なのに・・・
Harvest Moonだって、続編みたいなタイトルだけど、Harvestとはアコギってだけしか共通点は感じられない。逆にそれが90年代ニールならではなわけで。
でも Harvest Moon と Comes A Time は、さらっとした感じがちょっと似てるかも知れない。近い気分で作ってたんだろうか。その直後のアンプラグドで Look Out For My Love をやってたのも、なんとなくわかる気がする。
ピース。
追記
なんか同じこと書いてた。相当根に持っているらしい。
(2025-09-08)
【レコードとわたし】Buffalo Springfield – Last Time Around

US盤’68年オリジナル。新宿ユニオンロックレコードストアにて。安かった。状態もいい。儲けた。
最初に聴いた時は、すでにニール・ヤングは主だったものは一通り聴いてて、ポコも好きだったはず。落穂拾いみたいな感じで手にしたんだと思う。
とは言えバッファローではこれを一番聴いた。先に 4Way Street 聴いてたから、On The Way Home がリッチーボーカルでびっくりしたけど、これはこれで、このアレンジだとすごくポップで甘酸っぱい感じがとてもよかった。
Kind Womanはラスティ・ヤングも入って、もうほぼポコ。
Questions、 CSN&Yの Carry On のテンポ変わってからのところじゃん!とか、Uno Mundoはあやか市の動物園じゃん!とか、Special Care、なーんか聴いたことあるなーと思ったら Fanny がビートクラブでやってた曲だ!とか、なんだかびっくり箱みたいな名盤だったな。
Fannyはたまたまテレビで見たんだよな。マーブルやってた頃だから90年代前半。あれはなんだろう、NHK-BSだと思うけど、ジョン・セバスチャンが司会やってたロックの歴史みたいな番組だったかな。レディースバンドの元祖みたいなことで紹介されてて、まーそれがかっこよくてねぇ・・・。
で、その話を松谷さんにしたら「Fanny、懐かしいな!」っていう流石の反応だったけど、Fanny好きとか言うやつは日本でお前だけだって言われたんだった。確かに、今に至るまで他の人とFannyの話をしたのは松谷さんとだけだ。
とか言って、そのビートクラブの映像しか知らなかったんだけど。YouTubeな時代になって、色々と見られるようになって、ギターの姉さんの近況なんかもあって、変わらずかっこよくて感動したなー。それはもう21世紀の話だ。
ちなみに日本でお前だけネタ、他には、松谷さんのチューブス、アウシュヴィッツ林さんのファミリーなどがある。まあ二人とも好きの度合いは僕のFanny より全然本格的だったので並べるのは恐縮だけど。
ところでそのジョン・セバスチャンの番組、MC5を紹介するところで、セバスチャンが「MC5ってすげーかっこいいバンド名と思ったんだけど、Motor City って由来でちょっとがっかりしたんだよねー」とか言ってて、ネイティヴな人には Motor City って、なんだろ、京浜工業地帯みたいなそんな響きなのかなーと思った。
話ズレまくったけど、まあ思い出語りが主旨なので。
ピース。
(2025-09-08)
【レコードとわたし】Sarah Vaughan – The Divine One

スペイン盤’88年再発。ユニオン新宿ジャズ館にて。
数年前、ラジオでかかってた Jump For Joy がとてもよくて、ルーレットレコード時代のベスト盤をサブスクでよく聴いた。
Jump For Joyをアナログで聴きたくて、 ルーレットのベスト盤LPはすでに入手してたけど 、ストリングスをバックにしたものとかも入ってて、雰囲気がバラバラでそこがいまいちだった。
初出のこのアルバムをアナログで聴きたいと思ったけど、これがなかなか見かけない。先日たまたま入ったユニオンジャズ館で、ふと見たらあった。お手頃だったので即レジへ。
後から調べてスペイン盤ってわかって不安だったんだけど、これがなかなか音がよくて、3桁円だったからお得だった。
ベスト盤だとアレンジが色々だけど、やはり通常アルバムだと統一感があっていい。
Jump For Joy はもちろん、TBSラジオのお昼のショッピングのBGMでのジャズギター音源でお馴染み Wrap Your Trouble In Dreams がこれまた素晴らしい。買ってよかった。
ピース。
(2025-07-24)
【レコードとわたし】Eric Clapton – There's One In Every Crowd

US盤’75年オリジナル。久しぶりに3桁価格でレコードを買った。インナースリーブもついてたのに安かった。UK盤だといくらになるんだろう。
インナースリーブの謎のおじさんの絵、CDにはついてなかったので、こんなのあったんだってびっくり。
’89年にポリドールが2000円でRSO時代のクラプトンのソロ作を一気に再発して、その時にいの一番に買ったのがこれ。461はゴミ捨て場から拾ったLPをすでに聴いてて、そこから順番に聴こうと思ったんだろう。
‘89年は浪人中で、気だるい毎日と「レイドバック」した音がとても合ってた。夏のイメージ。でも再発は12月なんだね・・・思い出補正だ。
クラプトンのソロ作ではこれを一番聴いたんじゃないかな。今でも聴いてて落ち着く。
B面の Better Make It Through Today から最後の蛍の光の大団円までの流れは、本当に素晴らしい。
このアルバムが好きだって人にあまり会ったことがなくてさみしい限り。覚えてる限り、ジンタの英ちゃんだけだ。
でも後年、大村憲司が Better Make It … をカバーしてるのをミヤケンに教わって、すんごい嬉しかった。あれも「いやーまったくその通り!」っていう、素晴らしいバージョンだった。
ピース。
(2025-07-02)
分家が閉店した時の日記が出てきた
最近はすっかり見なくなってしまったfacebook。ポストもほぼinstagramの連携ばかりになっている。
過去の投稿が出てきた。2016年、吉祥寺の分家が閉店した時のもの。facebookは過去ポストを探すのがほぼ無理なので、こちらに転載して、数年後また懐かしむことにする。
以下。
2016年6月30日
今日で吉祥寺の分家が閉店してしまう。
実はあれから辛抱たまらず、タワラさんに会いに行ってしまった。懐かしい話とか、松谷さんのおもしろ話とか、小一時間。
最後に個人練習くらいしときゃよかったかな。
せんべつにケニー・ウィーラーのヌー・ハイとアイアート・モレイラのアイアートを渡した。どちらもキース・ジャレットが参加してる。
キース大好きのタワラさんだけど、キースの参加作品は電化マイルスで懲りて、全然追っかけてなかったそうだ。てなわけで大変喜ばれて、持って行ってよかった。
大学生の時、まだマーブルに居た頃、早めに分家についた時に、タワラさんと世間話してて、そういや音楽の話ってしたことなかったってんで、「どんなのが好きなんですか?」と尋ねたら、ニコニコ顔でスタンダーズの日本のライブビデオvol.1 から「ライダー」を見せてくれた。
それが初めてのキース・ジャレットで、だから僕にとってキースはタワラさんなのだ。まあその時はもっぱらディジョネット大絶賛だったけど。「ジャズのドラムソロって行きっぱなしになるじゃん、この人は曲そのままやるからいいんだよなー」とか。
ディジョネットもその日初めて知ったんだな。ゲイリー・ピーコックの名前は自分でビデオ買ってから知った。
「ライダー」はアメリカンロックばかり聴いてた僕でも一聴して鳥肌が立って、ジャズってジャズである前にアメリカの音楽なんだよなーと思って、それからジャズが聴けるようになった。
閉店理由、自分にもそろそろ振りかかるだろうという事で、これからどうしたもんか、考えこんでしまった。
最後に握手して分家を後にしたけど、スタジオの中の写真くらい撮っておけばよかったな。
タワラさんお疲れ様でした。
以上。
ここまで書いておいてなんだけど、タワラさんはタワラさんでいいんだろうか。タハラさん?漢字でどう書くかも知らないし。田原さんだったかな。音楽だけでつながってるとこういうことはままあるね。
お元気かな・・・。
って、ほぼ同じこと ここに かいてあったよ。
【レコードとわたし】Art Blakey Quintet – A Night At Birdland Volume 1

国内盤’78年リイシュー。キング盤。どこで買ったか忘れちゃった。ユニオンの新宿のどっか。
ジャズを聴き始めたら、ディスクガイド見てまずは買うやつですな。僕は油井正一先生のそれでした。定番だけど、いまだに大好きで、聴くと落ち着くし、いまだに聴いててハッとするところもある。
最初に買ったバードランドの夜はこのジャケのCDだったので、LPもやっぱりこれが欲しかった。確かに鳥さんの絵のやつの方がヴィンテージ感はあるんだけど、思い入れ重要。
当時、’94、5年くらいか、ちょっと寝つきが悪くて、イヤホンしながらジャズを聴いてそのまま寝るという生活をしてたんだけど、バードランドはだめだね、聴いてると興奮しちゃってまったく寝付けない。Split Kick のイントロからもう血が沸く。
ちなみに寝るのに最高だったのは、ポール・モチアントリオだった。いつもすぐ寝るので2曲目くらいまでしか記憶がない。まあそれはフリゼルのギターによるところがでかい。
それはさておきバードランド、CDにはWee Dotの別テイクがVol.1 に入ってた。ブルースコード進行なのにテーマがとてもメロディアスで、さすがホレス・シルヴァーだぜ、とか思ってたら、J.J.ジョンソンの曲なのね・・・最近知りました。ああはずかしい。
LPにはWee Dot が入ってないので、Vol.2も早急に入手せねばならない。ジャケはこちらで揃えたい。できればキング盤で揃えたい。
ピース。
(2026-06-27)
【レコードとわたし】The Mothers Of Invention – Weasels Ripped My Flesh

US盤’70年オリジナル。ユニオンレコード新宿の放出コーナーにて。
これもバーントウィニーサンドイッチと同時に発見、ジャケはピカピカ、インナースリーブもついててすごい安かった。再発ものかと思うくらい。得した。
ザッパは、とっかかりはそりゃ「変わったもの」を聴こうってハラだったけど、しみじみ、なんていい曲なんだろうって、作曲家としてすごいと思った最初は、このアルバムの The Orange County Lumber Truck だった。
ホーンの甘いハーモニー、ちょっとおセンチなメロディ、グイグイ上にひっぱっていく転調。最高だなー。
ピース。
(2025-06-26)