【レコードとわたし】Jesse Ed Davis - Keep Me Comin’

US盤’73年オリジナル。おまけシングル盤付きのカットアウト盤。左下にあるのがおまけ。

歌詞カードがついてたので、A-2の She’s A Pain は大学のサークルで演奏した。パルテノン多摩のでかいステージだったなー。確か2年生の時だったと思うので、そしたら買ったのは’90年か’91年の春ごろ。

西新宿7丁目のいつも行っていたアメリカンロックに強い店(店名をぜひとも思い出したいんだけど)で、入店した時にNow Playing だった。この声は!と思ってカウンターの店員さん(僕と同い年くらいの女性)に尋ねると、入荷したばかりのジェシ・デイヴィスの3rdだと言う。

もうそのお姉さんが嬉しそうに説明するの。これ最高ですよ、入ったばかりなんです、なんとインタビューのシングル盤もおまけについてるんです、9,800円です。 で、隣の恰幅のいいヒゲの店長さんらしき人が、彼女はジェシエドっ子なんですよーとつっこんでて、そんな女性もいたもんかと思ったところで、ちょうど財布の中にその頃には珍しく万札が・・・

その場ですぐに「買います」って僕が言った瞬間、彼女の表情が急に曇ったんだよね・・・もしかしたら自分が欲しかったのかなあ・・・それをふらりと現れただけの無粋なやつがものの数分でかっさらってしまう・・・今思い出してもちょっと申し訳ない。もっと聴きたかったのかも知れないな・・・せめてAB面再生し終わるまで待てばよかった。

現在に至るまで、レコードに払ったコストとしては人生最高額がこれ。でも1、2年後ソニーの Nice Price Lineで1,800円で出た時はもー脱力でしたよ・・・。 大学生にとって9,800円のレコードはかなり重たい。そんな頻繁には聴きづらいので、カセットに録音してそっちばっかり聴いてた。

それにしてもこれ、ケルトナー冴えまくりだ。大学の音楽サークルでドラムをやってた河合がケルトナー信者で、「チンチョンチュン、ドダダダダってのがいいんだよ」ってそこばっかり何度も歌ってたけど、今日改めて聴いたら、ドダダダってのはチンチョンチュンの次のブロックだ。河合元気かなー(そればっかだな)。

(2022/3/10)