【レコードとわたし】Joe Cocker - Mad Dogs & Englishmen

国内盤’87年再発。「ジョーコケェー」ってミヤケンのモノマネで有名な名盤。これはマーブルシープに入ったばかりの頃、多分’92年かな、モダーンミュージックで買った。確か1500円位じゃなかったかな。いやもっと安かったかも。

モダーンはマニアックでないものがとてもお買い得で、ボビー・ウィットロックのソロなんかもキャプリコーンの太い帯付きで安かったんだけど、あれ買っておけばよかったなあ。時々思い出して後悔する。

これを買った数日後、マーブルの練習の時に松谷さんから、モダーンの常連の間で話題になっているって聞いてびっくり。松谷のところの若い奴がジョー・コッカー買ってったぞ云々。なんや知らんが変人扱いで、超笑った。

当時僕は、ジャーマンロックとかサイケとかプログレとかアヴァンギャルドなものというのは、メジャーなものを聞き倒して物足りなくなった上級者のものだと思ってたので、自分が驚かれるのはとても意外だった。だって、ジョー・コッカー、有名じゃん、って。

いやいやそういうこっちゃないんだよ、若い奴はマニアックなものを聴きたがるもんなんだよ、って松谷さんにレクチャーを受けて、「世のことわり」というものを知った若き青年竹内であった。

大体がこの頃、僕は26、7歳だと思われてたらしい。マーブル在籍時は21〜24歳です。

下北沢にあったジャズ喫茶マサコの店内に、これの中ジャケの大きなポスターが貼ってあったねぇ。懐かしいよ。あんバタトースト食いたーい。

(2022/3/11)