【レコードとわたし】Jo Mama – Jo Mama

US盤'70年オリジナル。ディスクユニオン通販にて。

アナログ盤を買い始めた時からずっと欲しかった一枚。やっと見つけた。2ndは結構出るんだけどこれはほんと見かけない。

ジョー・ママの名前はJTのマッド・スライド・スリムのライナーノーツで知った。みんなそうだと思う。

最初に聴いたのは大学生の時だったと思う。フリーソウルって合言葉でいろんな曲が発掘されてたころ、B-6 の Love'll Get You High がその合言葉コンピレーションに入ってて、買いはしなかったけど試聴機のお世話になった。

思いの外洗練された音なんでびっくりした。あと、女性ボーカルなんだ、とか。もうそこからですよ、情報全然ないんだもん。

ジンタやってた頃には名盤探検隊シリーズの一枚としてようやく再発されて、JTでお馴染み Machine Gun Kelly の原曲がやっとこ聴けた。でもその後に続くMidnight Rider の方がインパクトはでかかったなー。この1曲で夢中になってしまった。

クーチ、この2年前にはファッグスの It Crawled… でアレンジを担当している。チャールズ・ラーキーに至ってはまだメンバーとして演奏している。

2年の間に何かあったのか、と思うのは早計で、この二人、同じく’68年にキャロキンと The City をやってるんだよなあ。

二面性みたいなものを感じるけど、でもまあマァブルシープやらジンタやら、自分自身の事考えても、音楽好きの人間としてはまったく普通の事だ。

この二人とファッグスの事って語られてるのを見たことがないので、いつか彼ら自身のファッグスの思い出話を聞いてみたい。自伝とかあるのかな。

ピース。

(2023-09-15)

(追記) レコードコレクターズ2018年6月号「セッション・ギタリストの名手たち」特集にクーチのインタビューがあった。もちろんファッグスへの加入について語ってはいるんだけど、単に事実を述べてるだけで、理由やその時の心情などは全く語られていない。知りたい。