【レコードとわたし】The Fugs – Tenderness Junction

US盤’67年オリジナル。ユニオン新宿ロックレコードストアにて、安かったので救出。 アナログは基本、かつてCDでよく聴いてたものの買い直しにしてるんだけど(キリがないからねー)、Fugsとかカントリージョーとかだと、未聴のものをつい買ってしまう。安いし。

3rdのこれはクーチとチャールズ・ラーキーがほぼメンバー扱い。中ジャケの写真、クーチが若々しいけどヒゲはやしてて、頑張ってる感が微笑ましい。

若い人が加入して、ぐっと当時のナウい音に変わった。ギターのアレンジをクーチともう一人のギタリストが担当している。

クーチ21歳。僕がマーブルに入ったのと同じ年齢。エド・サンダースは7つ上で、僕と松谷さんほどじゃないけど結構歳が離れてる。マーブルも僕が入ったタイミングで音がガラッと変わったし、なんか自分には親近感溢れる、いいアルバムだ。

ギターの音がいいしアレンジもいい。ギター二人いるけど、一聴してああこれクーチだろうってくらいに、歌の後ろでちょろちょろ弾くクーチ節はすでに完成している。

中ジャケの写真には当然のようにギンズバーグも参加、撮影はリチャード・アヴェドン。すごいな。当時のサブカルキングって感じだ。サブカルなんて安いもんじゃないけど。

エド・サンダース、お元気なのだろうか。今の世界をどう見ているんだろう。

ピース。ハレーハレー。

(2022/09/08)