【レコードとわたし】Neil Young With Crazy Horse – Zuma

US盤'75年オリジナル。ユニオン新宿ロックレコードストアにて。安くはなかったけど、インナーとインサートの歌詞、全部ありのシュリンク残しの割りには安め。盤の状態もいい。

Zumaは色々とややこしい。Mastered by George Horn というクレジットが、レーベルと裏ジャケにある、レーベルのみにある、両方にない、の3種類がある。これはレーベルのみにあったけど、マトリクス見ると両方あるやつっぽい。別のもののジャケとガッチャンコしたんだろうか。

裏ジャケに Mastered by... とある物は、手書きデザインだから無理矢理ねじ込んだ感がすごくて、如何にも後から付け足しましたって感じで、後のプレスになるんだと思う。

プロモ盤は裏ジャケになし、レーベルにあり、みたい。いやーまじでどうでもいい話だな。でも気になって調べちゃった。

それにしてもこのジャケ。'89年の浪人中にニールにハマった時、適当な感じのジャケだし、輸入盤しかないし、しばらく買わないでいた。

当時新譜として出たニール・ヤングトリビュート盤「Bridge」の1曲目がソウルアサイラムの Barstool Blues で、これがえらくかっこよくて、ほんじゃ元ネタも買うかってんで Zuma を買ったら、輸入盤だけど歌詞もついててとてもお得だった。

内容もびっくりするくらい素晴らしかった。Danger Bird の後に Pardon My Heart、という緩急の効いた構成。今宵その夜の次にいっぱい聴いたんじゃなかろうか。

初めてアンチノックでマーブルシープを見た時は、これは Danger Bird だなと思ったんだよなー。ジャーマンロックなんて知らなかったから、自分なりに言語化するとそうなっちゃった。

マーブルに加入してから松谷さんに「マーブルの音は僕にとってはニール・ヤングみたいだったんだよねー」って話した事があって、そしたら「おー、Cortez The Killer ?」ってすぐに返ってきた。何も知らなかった頃の僕の感覚も、あながちとんちんかんではなかったみたいだ。

ピース。

(2022/11/10)