【レコードとわたし】Joni Mitchell – The Hissing Of Summer Lawns

US盤2010年ライノ再発。下北沢General Record Store にて。

オリジナル、なかなか出ないのでもうライノからの再発でもいいやと思ってた矢先、中古で安く出てたので買っちゃった。

ライノの再発は、バーコードをステッカーに載せて、ジャケ自体にはバーコードがない。ライノ、なんていい会社なんだ。

流石にレコード番号はオリジナルの 7E-1051 から R1 1051 に変わってて、会社クレジットが現代のものになってるくらいで、あとはデザインほぼオリジナルのまんま。徹底してるなあ。

実はこのアルバムは初めて聴いた。ライブ盤でさんざん聴いた曲が何曲も入ってるので、それこそ何十年も聴こう聴こうと思いつつ後回しになってた、そんな落穂拾いレコード。

コート・アンド・スパークのピーンと張り詰めたような緊張感はあまりない。

それでも流石に曲はよい。フランスの恋人たちは、マーブルシープのチクワさんが好きだったんだよなー。マーブル号で僕の運転中にジョニのライブ盤をかけてると、チクワさんはよくローレンローレンローケーンローレーンって合わせて歌ってた。

あの人はとにかくメロディがキャッチーなものが好きだった。バーズのヤンガーザンイエスタデイだったらクリス・ヒルマンの作の3曲とか。ビーチボーイズもサーフィン丸出しの頃ばかり聴いていた。サイケっぽいそれは全く聴かなかった。

想像して欲しい。チクワさんが長距離を運転してる間、「ハワーイー、ハワーイー」てなコーラスが何時間もずっと流れている車内を。

なんかこれ聴いてたら、ライブ盤が聴きたくなっちゃったな。

ピース。

(2023-08-20)