【レコードとわたし】Carole King – Music

US盤’71年オリジナル。レコードシティ通販。割と安かった。

A-1 からパーカッションが賑やかで、アナログでよかった感が大きい。音が出て、おーって声が出た。

キャロル・キングはほとんど聴いてこなかった。天邪鬼なせいなんだけど、高校生の頃に同級生に借りたつづれおりがまったくピンとこなくて、それをずっと引きずっていた。

大学に入って、JTニール・ヤングを聴くようになってからも、まあそれこそテレビCMだとかラジオだとか、つづれおりの曲はいやでも耳に入るんで、すっかり陳腐化しちゃったんだな。ビートルズと同じ。

ジンタ初代ドラマー達ちゃんが持ってきたCDで久しぶりに通してちゃんと聴いた時も、クレジットみておーリー・スクラーだ、とか改めて盛り上がりつつも、やっぱりレディメイドな感じがして、あまり好きになれなかった。

それがコロナ禍以降、家でラジオ聴きながら仕事するようになると、非つづれおりなキャロキンがガンガン流れて来て、これがもうおしなべてびっくりするくらいかっこいい。なんじゃこりゃってくらい。

特にこのアルバムの A-1 Brother, Brother と、B-3 Brighter がインパクトでかかった。なんてかっこいいんだろう。今までなんで聴いてこなかったのか。

しばらくサブスクで楽しんでたけど、辛抱たまらんくなったところにオリジナルを安く見つけたので買ってしまった。これが音がまー、素晴らしい。ハイファイ。アナログ万歳。

というわけで、50歳過ぎてからキャロキンファンになりました。よろしくお願いします。

ピース。

(2022/10/17)