【レコードとわたし】Queen -Sheer Heart Attack

国内盤’75年再発。これも割と音がもこもこ。

ライナーが東郷かおる子なんだけど、「今年(’74)前半は例のオールマン・ブラザーズ・バンドのバカ当たりの余波で、日本でもアメリカ勢の巻き返しが」云々書いてあった。そんなこんなでブリティッシュロック人気が退潮気味で、そこへ彗星のごとく現れたのがクイーン、っていう流れなんだけど。

日本だとブルースロックからハードロックの流れが人気で、ロック = ブリティッシュって感覚だったってのはわかる。そこへ来てのこのアメロク巻き返しって当時の感覚はなかなか面白い。ブラザーズ & シスターズが大ヒットしたのは知ってたけど、ここまでエポックメイキングな出来事だったってのはわかってなかった。すごいなオールマンズ。

こういうのって、ロック史についての文章を読んでもなかなかわからない。個人的な経験によるところも大きいと思うし、そういうのはあまり後には残らない。

こうして音よりも個人的思い出ばっかり書いてるのも、まあ少しは意味あるかな。

ブラザーズ&シスターズもいい音のLPで欲しくなっちゃったな。(追記:後日、2回買うことになります。1回目)。

ピース。

(2022/3/29)