【レコードとわたし】Queen - Queen II

国内盤’75年再発。福田一郎先生がライナーで、クイーンを叩いてた評論家をバイネームで晒しててよい。

バンドブーム真っ最中の宝島で、SHOW-YAのギターの人がこのアルバムについて絶対的って感じの評価をしてて、そこまでかーと思ってたら拾ったのでもうけたー、くらいに思って聴いたらそれどころではなかった。僕も同じく夢中になってもうた。

僕はレディオガガ世代なのでもうクイーンは大スターで雑食でいろんな事やってるイメージだったけど、このアルバムの統一感には驚いた。RPGみたいな剣と魔法の世界。特にB面のたたみかけ、クイーンってバンド名の「女王」って意味がぐわーって立ち上がって、響きが変わってしまった。

なんか背中丸めて一生懸命ジオラマ作ってるような、そんなかわいさがある。視野は狭いけど、深い、というか。

シアハートアタック、というかキラークイーンからそういうイメージから離れていくから、SHOW-YAの人がこのアルバムを絶対視するのもよくわかる。

拾い物なのだけど、「シブヤレコードショップ」という外袋に入っている。ググってもあまりに一般的な単語の組み合わせなので情報が出てこない。どんな店だったんだろう、シブヤレコードショップ。

ピース。

(2022/3/29)