【レコードとわたし】Crosby, Stills, Nash & Young - 4 Way Street

US盤。レーベルにワーナーロゴとロックフェラーセンターの住所が書いてあるので’70年代中盤の再発と思われるが、マトリクスは’71年オリジナルのもの。謎の物体。ボロボロ。

大学1年、’90年に買ったんだと思う。新宿で買ってそのまま学校行って授業に出たんだけど、これを持ってる僕を見てクラスのやつらが、またそんなもん買って!ってみんなして大受けしてたんだった。その頃にはすっかりアナクロ野郎としてキャラが確立されちゃってた。

そんで後日、古いロックばっかり聴いてる僕を見るに見かねてクラスの菅原くんがダイナソーJr. のBugを貸してくれた。Kちゃんでもこれならいけるだろう、と。いわく、これとニック・ケイヴを足せばニール・ヤングだから云々。

ダイナソーは浪人中に買ったニール・ヤングトリビュートに参加してたから知ってたけど、あの Lotta Love はなかなかの飛び道具だったから、面白くはあったけど興味を持つことはなかった。

で、Bug。びっくりするくらいよかった。轟音ギターに乗せる美メロ。最近のロックもかっこいいじゃないかって素直に反省した。Bugを気に入りすぎて、翌年に出た人形がジャケのメジャーデビュー盤は、なんだかすーっと通り過ぎちゃった。グリーンマインドも。好きなバンドがメジャーに行ったら離反するライブハウスキッズの気持ちが少しわかった。

菅原くんは第二演劇部で、いつもバケット帽をかぶったなかなか雰囲気のある人だったんだけど、今どうしてるのかなー。ありがとう菅原くん。

ピース。

(2022/3/22)