US盤’76年オリジナル。ユニオン通販にて。
なかなか見かけないので、通販サイトに有ったのを即ポチってしまった。「ジャケ傷み」とあったがお手軽価格だったので、とにかく聴きたくて。
届いたら、ジャケの傷みが思ったより激しかった。安いはずだ。盤はA面がちょっと歪む感じはするけど、ホコリも多かったから、これから何度か掃除して様子を見る。
ローラ・ニーロは、’89年の浪人中、お茶の水ユニオンでもらったヴィレッジグリーンの宣伝チラシで知った。そこにあった解説が、もうすごいレジェンド語りで、どんな人なんだろうと思ってた。
思えばエイモス・ギャレット、MFQ、ダグ・ザーム、ピーター・ゴールウェイの名前を知ったのもあのチラシだったのだなあ。ペラ一枚二つ折りだったけど、ワクワクして読んでた。暇だった。
でも結局買ったのはマーク・ベノの当時の新譜、Take It Back To Texas だけだった。お金なかったからなあ。
ローラ・ニーロはヴィレッジグリーンからはボトムラインのライブ盤が出ていたんだけど、こないだLPを通販サイトで見かけたら、お値段うん万円。
’89年はもうLPのプレス数が少ないから、この頃のはみんな高い。ニール・ヤングのフリーダムとか欲しいんだけどな。
ローラ・ニーロを実際に聴いたのは結局マーブルシープ時代で、’93年、大学4年だった。ライブ盤の「光の季節」のコンプリートバージョンが出た時で、タワーレコードの試聴機で聴いてすぐにレジに持っていった。
とにかくジョン・トロペイのギターにどハマりして、むちゃくちゃ影響を受けた。
Money のイントロの、倍音の塊のような瑞々しいストラトの音。And When I Die のアウトロの低音弦の迫力。しびれたねーあれは。
自分で出来る範囲でだけど、思い切り真似っこしてた。いや真似っこしてるつもりだった、と言うべきか。
その様子は、マーブルシープの Psychedelic Paradise を聴くとモロバレである。特に Perfect Island。
光の季節、Discogsには’95年9月8日リリースとなっているが、絶対違う。この日付は帯に書いてある再販売価格維持の期限日付だ。この日付までは値引きNGってやつ。
マーブル号の中でさんざん聴いたので’93年ごろなのは間違いない。ここによると、’93年9月9日だ。 https://www.billboard-japan.com/goods/detail/279151
というわけでDiscogs、更新したった。
光の季節の話じゃなかった、思い出話終了。Smileね、Smile。
Smile は最初に聴いたのはうんと遅くて、なんと40歳過ぎてからなんだけど、光の季節と時期が一緒でトロペイも参加してるので、すぐに好きになった。
特に A-1 の Sexy Mama。さぶいぼ出た。光の季節大好き人間にとっての、好きなローラ・ニーロそのもの、かつ光の季節に入ってない、新たな感動。
これ、モーメンツってソウルグループがオリジナルと知って驚いた。いかにもローラ・ニーロの曲だって思ったから。
で、オリジナルを聴くと、全然違う!アイズレー・ブラザーズが、SSWの曲を踊れる感じでカバーしました、みたいな曲だった。
それを逆にSSWのローラがカバーした、と。逆アイズレーで。いやーびっくりした。
リバースエンジニアリングしてハッキングしたみたいな感じで、すごくロジカルに筋が通ったカバーだと思う。仮想オリジナルバージョンみたいな。
光の季節、LP2枚組でコンプリートバージョンを出して欲しい。’77年当時のプロモ盤では存在するらしいんだけど、いくらになるんだろう・・・
ピース。
(2023-07-23)