【レコードとわたし】Frank Mills – The Poet And I

日本盤’79年オリジナル見本盤。ユニオン新宿ロックレコードストアにて。

「愛のオルゴール」でお馴染みフランク・ミルズ。激安で見つけたのでサルベージしてきた。

当時僕は小学校3年生。これは、お母さんが買ってきたレコードってやつだった。横で聴くともなく聴いててもえらくキャッチーで、特にA-1の街角のカフェは、その後いろんな場面でBGMとして遭遇した。

僕もすごく気に入って、お母さんがいない隙にこっそりプレーヤーに乗っけてしみじみ聴いてたもんだった。A-4 の When You Smile ってボーカルというかコーラス入りの曲が一番好きだった。要するにバカラックなんだけどね、この曲。もろに。

愛のオルゴールは高田みづえが日本語詞で歌ってるのをテレビで見てひっくり返った。歌詞を乗っけるようなメロディだとは思えなかったから、幼心にも、無理があるなーって感じたのを覚えてる。

今調べたら、高田みづえのは「潮騒のメロディー」というのだね。あと、さこみちよさんも歌ってたのか!さこさんの方がオリジナル。色気より食い気!知らなかった〜。

長生きは勉強になる。

お母さん、来週末そっちに顔出そうかと思います。

ピース。

(2023-07-04)

(追記) その後、実家に帰った際にこれを持参したんだけど、お母さんは自分がこのレコードを買った事実をまったく覚えてなかった。流石に曲は知ってたけど、それは自分が買ったレコードの曲ってわけじゃなくて、やたらそこら中で耳にするイージーリスニングとして知ってただけだった。

懐かしがってくれると思ったんだけどなー。うーん残念。