US盤’75年オリジナル。レコードシティ通販。
最初に聴いたのはもう大学生だったと思う。当時グランドファーザーズの青山陽一さんの何かのインタビューで、Long Distance Love が好きだと答えてたのを読んで、それでこれのCDを買った。
記憶があやふやなんだけど、その後にグランドファーザーズのクアトロのライブに行ったんだと思う。出囃子が One Love Stand だったのを覚えてるから、すでにこのアルバムを聴いてたはず。多分’90年。
グランドファーザーズはこれまでのポップ路線からアメリカンロックっぽい音に変わるところで（てな事が宝島に書いてあった）、浪人中に知り合った野口さんと一緒に行ったんだけど、僕は満足で、XTC好きな彼女はちょっと不満げだった。
ライブで配られたグランドファーザーズの会報みたいなのにも、「だんだん音がハードになってきてさみしい」みたいなファンの声と、「これからどんどんハードになります」って感じの青山さんの応答があったのを覚えてる。
バンドブームと渋谷系の間、ちょうど時代が切り替わる、そんな頃だった。そんな頃にリトルフィート推しってのは、かなり浮いてたんじゃないかなー。
ちょっと前、TBSラジオのアフター6ジャンクションで、宇多丸さんが「いかに自分が昔からのファンかを本人にアピールしようとして、古い話をして本人に嫌がられる」みたいなことを「あるある」として語っていたが、まあこのクアトロのライブの話は僕にとってそれです。
ピース。
(2023/02/17)
