【レコードとわたし】Keith Jarrett – Eyes Of The Heart

ドイツ盤'79年オリジナル。レコードシティ通販。むちゃくちゃ音いい。びびった。ECMの底力。

アメリカンカルテット最後の輝き。やぶれかぶれなようで、完全に構築されたかのようにも思えて、なんだろなー、聴いてて「ああもうこれで終わっちゃうんですか・・・」って寂しくなってしまう。

そんな雰囲気が重たくて、CDで買った時は結局数回聴いたっきりしまいっぱなしだった。とにかくモチアンのドラムが印象に残ってた。まさにやぶれかぶれなんだかきっちりしてんだかって塩梅のドラムソロ。びっくりしたなあ。

今回聴いてみたら、アンコールだったんだねーあのドラムソロ。万感の思いを込めたって感じがする。デューイ・レッドマンのサックスもそんな感じ。

お疲れ様でしたーって声かけしたくなる名盤。

でも僕のアメリカンカルテット収集はまだまだ終わらない、先は長いのだ。

ピース。

(2022/11/01)