【レコードとわたし】Charles Mingus – Mingus at Carnegie Hall Deluxe Edition

オランダ盤2021年オリジナルというか再発というか。レコードシティ通販にて。

欲しくなっちゃったなとか書きつつ、結局買ってしまった。DiscogsにはUSとなってるけど、番号同じだしレーベルには Made in the Netherland って書いてあるし、US盤のLPの情報は他にはない。

ジャケ写、オリジナルは粒子が粗くなるくらいコントラストが強くて、それが絵としてカッコいいんだけど、これはびっくりするくらい綺麗に焼いてる。これも生々しくていい。

圧倒された。リリース時にサブスクで聴いてはいたんだけど、結局外出中にiPhoneで聴くくらいしかしてなくて、それで気が済んでしまっていた。その時何を聴いてたんだろうってくらいの迫力。いやー参った。

特にD面の Big Alice。ドン・プーレン作の、彼のソロにも入ってた大好きな曲。この頃からやってたんだなあ。ジョージ・アダムスとの双頭カルテットのアルバムでもタイトルを変えて再演してるし、本人もお気に入りらしい。

例えるなら、レイ・ブライアントが Freedom Jazz Dance を聞いた後に感銘を受けて Gotta Travel On を書き直しました、みたいな感じ。悪いはずがない。

あとフォーバス知事のスピード感がすごい。

カルメンのフレーズ、みんな好きだねぇ。他のでもよく聴く。僕も真似っこしようかな。

レーベルの色味、古いアトランティックの緑赤は褪せて彩度が低くなってるのがいいって前に書いたけど、新品なのにこれも絶妙な色合い。

オリジナルのあれは、実は色褪せたんじゃなくて、元々あの色だったのか!それとも、この再発がご丁寧に褪色まで再現してるとか?レリック加工?

ピース。

(2022/12/08)