アルゼンチン盤'21年。2022/6/4 ユニオン新宿ラテン・ブラジル館で、中古未開封品を4,095円で。高かったけど、新品だと5,000円近くするのでつい・・・。
アルゼンチンのフォルクローレグループ Cribas のピアニスト、Ferraris の 2nd。この人を最初に知ったのはラジオだったかな。1st がサブスクにあったのでどんな人だかも知らないまま一時期夢中になって聴いてた。
フリゼルの一番良かった頃、This Land や Sweetest Panch みたいな世界観に、いろんなSEがコラージュされてて、とても刺激的だった。
その後彼が Cribas ってフォルクローレグループのメンバーだと知って、そっちも聴いたけど、どちらかというと歌物中心で、やっぱりソロ作の方が夢中になれた。
その彼の 2nd が入荷したというニュースをラテン・ブラジル館のツイッターで知って、すぐにサブスクで聴いたら今度はなんとピアノトリオ。これがもう素晴らしくて、リピートしまくってしまった。
で、LPも限定であるというんで急いで飛んでいったら 4,950円・・・。
躊躇してたらそれを察した店員さんが「こんなのもあります・・・」ってそっと中古未開封品を出してくれた。それでも4,550円。うむむ・・・と悩みつつ結局店を出た。
明治通りを家に向かって歩いてるうちに、なんだかじわじわと踏ん切りがついて来て、踵を返して店に戻り、結局レジに持って行った。
で、会計したら、なんかわかんないけどセール中だかで10%引き、4,095円だった。やったぜ!
サブスクで何度も聴いた後だったけど、やっぱり目の前でクルクル回ってるのを見ながら聴くと、とってもよい。しみじみとよい。
A面最後の曲でいくら拭いても取れないプチっていうところがあるけど、いいのだ。別に。1st もLPで欲しいなあ。
ラテン系だからか、どことなくゴンサロ・ルバルカバを思い出させる。ブラッド・メルドーが好きな人も気に入るんじゃないだろか。
そうなると、ベースがチャーリー・ヘイデンだったらどんなんかなあって妄想してしまう。ヘイデンのことだから、デュオアルバムでも作ってたんじゃないかな。聴きたいなあ・・・。
Discogs には Cribas しか登録されてない。なんてこった。
Cribas、フォルクローレといってもコンドルが飛んでいく感じとは全然違ってて、まさに新世代のそれ。ブルーグラスにおけるパンチ・ブラザーズみたいな感じなんじゃないかな。興味持たれ方はぜひ。
ピース。
(2022/06/05)