【レコードとわたし】柴田聡子 – ぼちぼち銀河

2022年オリジナル。ってこないだ出たばかりだから当たり前だ。ユニオン新宿日本のロック館にて新品。

柴田聡子はTBSラジオで聴いたのが最初。多分荻上チキの Session が Session22だった頃じゃないだろうか。その音楽紹介コーナーでかかって、その場で Shazam して知った。前作の「がんばれ!メロディー」の頃。

その後しばらくして、またTBSラジオで最新シングルってことで「雑感」が流れてそれで本格的に心をつかまれてしまった。

ひとつひとつバラバラの細かいイメージが怒涛のように押し寄せるんだけど、全体的になんか納得してしまう、そんな詞。

例えば、ボブ・ディランのサブタレイニアン・ホームシック・ブルースやブルーにこんがらがってみたいな曲を、英語ネイティブの人が聴いたら、こんな気持ちなんじゃないかなって思う。

びっくりして、しばらくサブスクにあったシングルを繰り返し聴いてて、半年ほど過ぎたところで、「雑感」収録のこの「ぼちぼち銀河」が出た。これがまたいちいち名曲揃いで。

すっかり愛聴盤(サブスクだから盤ではないが)になってたけど、アナログが出ると言うんでずっと待って、やっとこ出たのですっ飛んで買ってきた次第。やっぱり手元に物があるといいな。

「雑感」だけでいいからみんな聴いてほしい。

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ただ、最近の日本のロックの常というか、低音が出過ぎててコンプもペタペタで、アナログだとしんどい。もっとすっきりした音にしてくれたらいいのにと思うけど、仕方ないのかなあ。

ピース。

(2022/11/23)