国内盤’80年再発。ワーナーの Wea-Way ’80 Hot Rod っていう再発シリーズ、手持ちの国内盤でちょこちょこある。結構売れたんだろうか。それで10年後くらいに中古に大量に出回ったのかな。
大学1年生の時に、最初にウッドストックの映画を見て一番かっこいいと思ったのが CS&N だった。かみさんが買ったLD、何度もそこばかり見てたな。それで満足してたので、このアルバムを買ったのは結構後だった。オハイオ欲しさにベスト盤の So Far を先に買ってた事もあって、後回しになってた。
西新宿七丁目で買ったウッドストックのアウトテイクのブートビデオも、一番繰り返し見たのは CS&N の Black Bird だった。何がかっこいいってもう、1番終わって間奏の後、すこしブレイクするところでスティルスが八重歯を見せてニコって笑うんだよね、あれがもう痺れてねぇ。ビートルズの原曲は聴いた事なかったから、僕にとっての Black Bird はこれなんだよ。
このアルバムでは You Don’t Have To Cry が一番好きだ。3声コーラスのからみとコンプペッタペタのアコギが、いかにも CS&N で、宇宙人に CS＆N とはなんですかって訊かれたら僕はジュディじゃなくてこっちを聞かせると思う。
大学の先輩で革命家の伊吹さんが、CS&N や CSN&Y は適当に一緒に歌ってもちゃんと合って聞こえるからいいねって言ってた。確かに、ふんふん適当に歌っても、誰かしらに当たって気分よくなる。
そういやこれ、廉価版の国内盤CDがなぜか全然出なかった。調べると、’87年にCDが3,200円で出て、次のは’95年だって。’90年ごろ店頭にはまず置いてなかったねー。だからLP買うしかなくて、それで買うのが遅れたってのもあった。なんで出なかったんだろう、当時から不思議だった。デジャヴは’88年には廉価版が出てたのに。
それにしても内周歪みが如何ともし難い。カートリッジをマイクロリニア針にして結構解消したんだけど、これはダメ。イエスも直らない。てことは国内盤アトランティックのカッティングはいまいちってことなのか？むむむ。
ピース。
(2022/3/22)
