‘87年再発。高校の時に新品で買った。2年生かな。店は覚えてないけど吉祥寺、ディスクインだったかなー。きっかけがわからんのだけど、テレビで、多分冗談画報だかで見たんだと思う。
買ってすぐにライブに行った。会場はシアターアプルだった。ホワイエが間接照明で、カウンターでミラービールが売ってて、すんごい大人な雰囲気。16、7歳の自分は随分場違いで申し訳ない気分だったけど、ライブは最高だった。
ゲストが景山民夫とワハハ本舗で超面白かったし、なんだかんだ言ってセトリはファーストの曲が一番多いのでしっかり楽しめた。
演奏がいいとか感動したとかより、とにかく見てると幸せになるんだよねぇ。ずっと顔がにやけてるのがわかる。のちに見た日比谷の野音の単独ライブでも、ブルース・カーニバルでもやっぱりそうだった。口角があがって仕方がない。
そのライブでドゥービーのチャイナグローブを知ったってのは、ドゥービーのベストのところで書いた通り。
大学生の時、ブルース大好きな中学の同級生の桜田さんと飲んだ時(桜田さんの詳細はこちら)、日本を代表するギタリストってことで一人選んだら誰か、と問われた時、面倒臭い質問だなあと思って、内田勘太郎じゃないの?って返したら、虚を突かれたような顔をした後に、うーん、それなら文句言えないなあ、って事になった。
ジャケのボトルネックを見て、ボトルネックって、本当にボトルのネックなのか!って感動したのもいい思い出。
それ見て真似したくなって、ビールんびんの首を親父さんに頼んでウイーンって切ってもらった。彼は歯科技工士なのでお手のものだ。
そしたら親父さん面白くなってきたらしく、手を切ると危ないからとか言って切り口を丁寧に面取りし始めて、まるで売り物みたいになった。
おかげでジャケのやつみたいな、切り口がガタガタの手作りの味は全くなくなったけど、手を切らずにすんだよ。おとうさんありがとう。
ピース。
(2022/4/13)