【レコードとわたし】Yes -The Yes Album

国内盤、多分’71年オリジナル。多分ディスクユニオン。新宿かなー。

エスはイエスイヤーズってボックスセットを買っちゃったから、それで気が済んで買ってなかった。いきなりイエス入門で4枚組ボックスセット。それでも後悔しない自信があったんだよなー。なんでだか。

だからこれは結構後になってから買ったはず。やっぱりバラで欲しくなっちゃったけど、CDはボックスセットであるから、でかいジャケも欲しくてLPにしたんじゃないかな。この頃プログレ国内盤は本当に安かった。1,000円しなかった。今も安いのかな。

エスはもちろんロンリーハートで知った世代なんだけど、'70年代のイエスを最初に触れたのは、MTVのクローゼットクラシックスをまとめたビデオに入ってた、ビートクラブ出演時の All Good People。Your Move なしの、最後の盛り上がるところだけなんだけど、これがプログレってジャンルかーって大いなる勘違いをした。

それにしてもスティーヴ・ハウ。途中参加の新メンバーなのに、完全にハウ宇宙。ギター独奏まであるし。押しが強いよなあ、入ったばかりでは少しは遠慮するのが人情、次くらいで本領発揮、ってのが普通なのではなかろうか。

でもハウは基本いい人らしい。再結成イエスでも、ロンリーハートを演奏するのも辞さないどころか、僕なりのこの曲をやってみたいんだ、とかインタビューで言ってた。ハウがロンリーハートを適当に流して弾いたって誰も文句言わんと思うのに。

ES-175、頑張ってもこんな音にならないんだよなあ。ブリッジピックアップでこんな艶っぽくて芯のある音、出ないんだよ。アンプはフェンダーの銀パネなんだよね、ビートクラブを見ると。

やっぱりこのアルバムが落ち着く。トニー・ケイだからかな。リック・ウェイクマンになるとなんか立派な存在になっちゃって。この頃はまだなんかロックバンドって感じがする。

ピース。

(2022/4/8)