国内盤’83年オリジナル。多分マンションゴミ捨て場で拾ったやつ。’90年代中頃、ふと聴きたくはなるけどお金出して買うほどでもない、そんな時期。まだリリース後10数年ってところだし。そんな気分なところ、タダで手に入ったのですごい嬉しかった。
ポリスは僕が洋楽聴き始めた頃にはもうビッグネームだったから、”ロックバンド”って感じには思ってなかった。ポップスターだった。それだけに後追いで1st聴いた時のバンドっぽさに痺れたわけだけど。
大学の時か卒業したあと遊びに行った時か、母校の学園祭でどこかのサークルがシンクロニシティII をコピーしてたんだけど、当時としてはもうナツメロで、リバイバルって感じでもなかったのでとても目立ってた。
最初はわーなつかしーとか聴いてたら、なんかギターがとんでもない事やってるのに気がついてびっくり。歌が始まってしばらくずっと弦一本弾き、しかもハードロックのリフみたいなんじゃなくて、ソロみたいなフレーズ弾いてる。その後ちょっとコードじゃらんって弾いたらブリッジミュートしてアルペジオ。なんだこれ!ギターのアイデアの塊りみたいな曲だ。
コピーバンドだから原曲にあるサビでうすく入るシンセもなく、がっつりトリオ編成(正確にはボーカルは楽器持ってな女の子だから4人バンド)のアンサンブル。だからこの曲のロックっぽい所がわかりやすくなってたのかも知れない。
中学生の頃から聴いてたけど、全然ギターのパートが耳に入ってなかった。それ以来シンクロニシティIIがポリスの中で一番好きな曲になった。
それにしても気がつくまで一体何をどう聴いてたのか・・・流行のポップスとして聴いてたからあまり楽器を分析的に聞いた事なかたんだろうなあ。
ピース。
(2022/3/29)