【レコードとわたし】超時空要塞マクロス

‘82年オリジナル。ユニオン新宿、日本のロック・インディーズ館にて。

シライシが最初の1枚は死ぬほど聴いたとコメントしてくれたせいで、しんぼうたまらなくなり、780円だったので買ってしもうた。

演奏はヘルシー・ウィングス・オーケストラ。ヘルシーなウィングで、羽健・・・。先生、最高っす。

どれもこれも、血肉化の度合いが半端なく、しみじみ聴いてしまう。

0-G Love は矢野顕子を意識したんじゃないかと前から思っている。

愛は流れる、まさに流れるように終わってしまった・・・劇中のはマーチになったりしてもっと盛り上がったよね。あれは聴けないのか。

小白竜のイントロで「アターック!」って心の中で叫んでしまいました。

そういやレインボーマンのアニメ版も前の時間帯にやってたよねぇ。あのロボットとバルキリーが同時に存在した’82年。

ピース。

(2022/4/18)

【レコードとわたし】庄野真代 - マスカレード

‘78年オリジナル。エサ箱から救出。

LA録音でエド・グリーンやフレッド・タケット参加なので、むちゃくちゃ密度の濃い演奏。そこに庄野真代の胃にやさしい声、思いの外合ってないような。合いそうなもんだけどね、なんだろうなこの引っ掛かりのなさ。

ここらへんもシティ・ポップなんつって外国の人に掘られたりしてるんだろうか。もうエサ箱にはなさそうだ。これ買ったの、もう25年近く前だもんなあ。

デザイナーとして立花肇ってクレジットされてるんだけど、立花ハジメかな。プラスチックス結成は’76年だけどデビューは’79年なので、まだデザイナー仕事で忙しくしててもおかしくないのかなー。

ピース。

(2022/4/15)

【レコードとわたし】ツイスト - ツイストII

‘79年オリジナル。この時期にバンド名が短くなったらしい。

それにしても、「あんた」と「あたい」という人称の世界というのはなんなのだろう。そういう人、見た事ない。居たんだけど僕が大人になった頃には居なくなってしまったんだろうか。

面影ラッキーホールの曲の世界観だって、女性の一人称は「わたし」だよね。うーむ。

目撃情報求む。

そういや大学の先輩が、知人の結婚式に出たら司会がふとがね金太だったって言ってたな。急に思い出した。新郎新婦はあんたとあたいだったんだろうか。

ピース。

(2022/4/15)

【レコードとわたし】世良公則&ツイスト - 世良公則&ツイスト

‘78年オリジナル。

久しぶりに針落としてすぐにその歌いっぷりにひっくり返った。まさにオンリーワンだ。これはすごいや。お手本がまずわからないもん。マイク捌きとかはロッド・スチュアートだったんだろうけど。孤高。

子供の頃、虚空に拳を突き出して、よく「あんたにー!」ってマネしたもんだなあ。懐かしいよ。

世良とふとがね金太の演歌色を、他のメンバーが腕力で「そうはさせるか」とねじ伏せてる、そんな緊張感があってよい。改めて聴いて、こんなに面白く聴こえるとは思わなかった。

ニック・ニューサみたくならなかったのは、やっぱり世良公則のルックスがよかったからだと思う。

バンドブームの頃、レッドウォリアーズが夜のヒットスタジオで Foolish Gambler を演奏した時、一緒に見てた親父さんが「ああもうツイストとかそういう時代じゃないんだねぇ」と嘆息していたのが思い出される。

youtu.be

↑まさにこの夜ヒット。YouTube便利だな。

昔、大きくなったばかりの頃の宝島の読者コーナーに、街で世良を見かけたので近寄って「あんたにー!」ってやったら殴られた、って投稿があって大いに笑った。

ピース。

(2022/4/15)

【レコードとわたし】ハウンド・ドッグ - Welcome To The Rock’n Roll Show

‘80年オリジナル。エサ箱より。

この後ツイストやら続くんだけど、これはおそらく買った当時TVKで最初のライブ帝国が放送されて、その影響だと思う。録画して散々見たからなあ。’98年ごろ?年越し番組だったはず。紅白の裏だったかな。

Wikipediaを見てみたら、ハウンドドッグ、裁判だなんだ色々と大変だったんだねぇ・・・そんな記述を見ながら聴くデビューアルバムはなかなかグッとくるものがあった。嵐の金曜日で胸に迫ったよ・・・。

前述のライブ帝国で、司会の赤坂泰彦平山雄一が嵐の金曜日をアラキンと略してたんだけど、あれはよかった。こういう通っぽさは嫌味がなくていい。

’88、9年ごろの宝島だったかバンドやろうぜだったかロックファイルだったか、最近のロックの歌詞はつまらん特集ってのが組まれて、当時の宝島としちゃずいぶん思い切ったことやるなあと思ったんだが、その中で萩原健太さんがフォルテッシモについて苦言を呈してたんだけど、そこで「昔はよかった、嵐の金曜日とか」って書いてて、この曲みんなどんだけ好きなんだと思った。

僕はハウンドドッグの第一印象は化粧品のCMの浮気なパレットキャットだったから、フォルテッシモはいったいどうしちゃったのって感じだった。なので健太さんの文章には大いに肯いたのだった。

アラキン、カラオケで歌うとなかなか気持ち良いのでおすすめ。

ピース。

(2022/4/15)

【レコードとわたし】八神純子 - Mr.メトロポリス

’80年オリジナル。エサ箱より。

僕の親父さんは歯科技工士で、いつも家でラジオをかけながら仕事をしていた。徹夜仕事も多かったから(というか徹夜になるまでギリギリまで手をつけない派。へんなところ似てしまった)、深夜放送でかかるような曲に詳しかった。

そういうわけだからか、我が家には八神純子のシングルがあった。「幸せの時」というやつで、Wikipediaをみたら、なんとこれまだ17歳の時で、ポプコンで歌った曲で、「プレデビュー」扱いになってる。親父さん、青田買いかよ。

おとうさん、どんだけ好きだったんですか、八神純子

そういやパープルタウンとかみずいろの雨とかヒットしてた頃、前はかわいかったんだよなーとか言ってた気がする。かわいかったじゃなくて、子供だったんだよなー、かも。要するに、美醜じゃなくて、「大人になったなあ」的な感じのそれ。

ピース。

(2022/4/15)

【レコードとわたし】大橋純子 & 美乃屋セントラル・ステイション - 沙浪夢

’78年オリジナル。エサ箱から。裏ジャケの土屋昌巳の汚さよ。

大橋純子は僕にとってはサファリナイトやたそがれマイラブがリアルタイムで、テレビでよく見る上手い歌手という印象だったから、ここでの「Soul Train まっしぐら」みたいな歌い方をする人とは思わなかった。

というか土屋昌巳がこんな曲書くなんてっていうね。そう言う世代。

Soul Train まっしぐら、クリス松村のラジオ番組で2014年のライブ音源が流れたのを聴いたら、まったく変わらない声の迫力でびっくりした。36年後だよ、すごいや。

病気、心配だけど、末長く歌っていて欲しいな。勝手な事だとは思うけど。

ピース。

(2022/4/15)