【レコードとわたし】渡辺真知子 - フォグランプ

‘78年オリジナル。これは’97年かなー秋葉原のリバティって店のエサ箱。これで渡辺真知子にはまった。

A-2の「今夜は踊って」とか次の「ブルー」とか、いちいちメロディがツボで、ちょうどジンタで曲作ってた頃だから、お手本というか指針みたいに思ってた。よく聴いたなあこれ。

いわゆるシティポップにある洋楽っぽさが、ここだとあまり感じられないのは、歌い方もあるけどメロディによるところが大きいんじゃないかなー。最近のラジオは船山基紀の仕事がよくかかるけど、渡辺真知子はそういうシティポップ文脈ではほとんどかからないし。

その昔、イカ天に The 5.6.7.8s が出た時に、グーフィー森が「外人離れしてる」って評して場内大受けだった事あったけど、そんな「外人離れ」した感じが渡辺真知子にもあると思う。

最初からドメスティックなんじゃなくて、一旦洋楽指向に振ったところで、結局滲み出ちゃった何かみたいな。

そんな事考えてたら、前述の留学時のエピソード、外人離れしたゴロッパチがキルビルに出て演奏した事と重ねたくなってしまう。

ピース。

(2022/4/19)