イタリア盤再発。大学生の時、’91年くらいかな、新品で購入。大学OBかつサイケ導師の八景さんお気に入りで、せっちゃんからも強く薦められて買ったんだと思う。
実はこの我が家のLP聴き倒しを始めてから、このレコードに辿り着くのが楽しみだった。このためにここまで頑張った。やったぜ。
B-4のラストのテープ高速回転は、八景さん曰くボーっとした時に最高に効果的なんだそうだけど、僕はボーッとした時にはデッドとかメセニーとかダニエル・ラノワとか聴くのに忙しくて試したことはない。
バラクラヴァはクリミア戦争の有名な戦いのあった場所で、それでこのレコードにはナイチンゲールの肉声が収録されている。調べるとシン・レッド・ラインって言葉の元ネタだったり色々と興味深く、ロシアの侵攻を防いだ戦いという事で、ウクライナ侵攻只中の2022年現在、なかなか重たいキーワードだ。
こんな風に音楽の聴こえ方が変わるなんて、不幸な事だ。ジャケのブリューゲルの絵も違って見える。
ピース。
(2022/3/25)
追記：バラクラヴァという名前、今はなんとファッションアイテムとして知られているらしい。顔まで覆う防寒用グッズのことなんだが、まさにクリミア戦争で戦った兵士たちが使っていたものが元になっているんだそうな。臼井ミトンのラジオでファッションYoutuberきのこさんが教えてくれた。
↓これ。 otokomaeken.com
改めてピース。
