【レコードとわたし】Neil Young & Crazy Horse – Rust Never Sleeps

US盤’79年オリジナル。レコードシティ通販。インナースリーブも歌詞カードもそろってたけど安かった。インナーが端っこが裂けちゃってるからかな。裂けて開けるから一瞬ブックレットかと思った。

‘89年、浪人中のお茶の水ユニオン1号店で輸入盤CDを買ったのが最初。国内盤出てなかったし。なんか適当なジャケデザインと学研のLSIゲームのパッケージみたいなフォントで、最初ブートレグかと思った。

Powder Finger は大学の音楽サークルで、先輩のスヤマさんとツインギターでカバーした。ギターソロは二人でかわりばんこ、僕が1回目のソロで、ニールのフレーズをほぼコピーした。あのソロ、他にバッチリはまるメロ思いつかない。完璧だと思う。

Court And Spark のところでスヤマさんはダブって僕らと一緒に卒業って書いたけど、よく考えたら2つ上の先輩だから一緒には卒業してなかった。記憶っていいかげんだなー。

伝説のネイティブアメリカン女性について歌った Pocahontas の歌詞にマーロン・ブランドが出てくるが、この頃は世間知らずだもんで、ネイティブアメリカンについてのマーロン・ブランド主演の映画でもあったんだろうくらいに思ってた。

マーロン・ブランドはゴッド・ファーザーでアカデミー主演男優賞を受賞した時、映画界のネイティブアメリカンへの不当な扱いに抗議して、式をボイコットした。代わりに式に出席してスピーチしたネイティブアメリカンの女性に、ブーイングが起きたりした。

そんな事があったなんて、全然知らなかった。

授賞式が’73年、このアルバムは’79年。6年経過しても、マーロン・ブランドの意志はニールの中にずっと生きてたんだろう。

つい先日(2022年8月)、アメリカの映画芸術科学アカデミーは、当時のことを当該女性に正式に謝罪した。U-Nextではゴッドファーザーのメイキングの模様をドラマ化した「ジ・オファー」が配信されて、一気に全部見てしまった。

そんな時に、このアルバムのオリジナル盤を入手できたのは、なかなかに嬉しいことだ。

マーロン・ブランドポカホンタス、そして僕。

ピース。

(2022/09/21)