【レコードとわたし】Linda Ronstadt - Simple Dreams

国内盤’77年オリジナル。スペルを覚えられない、ロンシュタット。マンションのゴミ捨て場から拾ったやつ?銀座ハンターの100円エサ箱かも知れない。

昔聴いた時はあまり面白くなかったんだけど、とてもいい。ストーンズのカバーも最高だ。もうシブ好みなんて事はしてられないのだ。人生折り返しちゃってるし時間がない。ワディ・ワクテルも苦手だったけど、いい。彼の音はアナログの方が耳に優しいのかも知れない。

リンダと言えば、’90年代後半か、トーク番組にエミルー・ハリスと二人で出たのを見たら、なんか天地真理小柳ルミ子みたいと思った。

なんで天地小柳かと思ったかというと。

よくある昔のことを振り返る番組で、天知・小柳がゲストに呼ばれて、真理ちゃんの当時の人気っぷり(自転車とか)を振り返ってて、すっかり芸能人から普通の女性になった天地真里が、普通の女性って感じの喋りでがははーってコメントするのを見て、小柳ルミ子が急に涙ぐんだんだよね。

どうしたんですかって訊かれて、当時ルミ子は超絶人気アイドルの天地真理をすごい意識してて、追いつこう、超えようと一所懸命頑張ってたと。そのことを思い出して・・・って言っていた。これっ現在の天地真理へのルミ子の深い絶望だったと思うんだけど、流石にそれは言っちゃいけないと思ったんだろう、ここまででグッとこらえたって感じだった。本当はもっと言いたい事あったんじゃないかなー。ああルミ子・・・。

いやまあリンダは全然そんな事なかったんだけどさー、すみません・・・。当時もうリンダは闘病中で、服装も楽な普段着だった。それと当時ダニエル・ラノワのプロデュースで Wrecking Ball 出して現役バリバリのエミルーだからね、出てるオーラはやっぱり違った。その対比が、天地・小柳ペアを思い出させたんだと思う。でもそれは見た感じだけの話で、二人で歌った歌はかっちょよくてリンダも全然現役だったよ。

たぶんこの動画の頃。

www.youtube.com

(2022/3/17)