【レコードとわたし】美しきマラガの調べ

’75年オリジナル(多分)。親父さんレコード。

日本独自のコンピみたいで、このタイトルで検索するとジャケが違うものがひっかかる。どうやら内容は一緒みたい。

これは小松川の家でよく聴いた。というか未就学児童だったから、聴こえていたくらいの話だけど、曲もよく覚えてる。幼心にフラメンコは熱かった。

大学生になってから聴いた時、記憶だとジプシーキングスみたいな派手なイメージだったんだけど、すごく地味で朗々と歌い上げるマラゲーニャ(この言葉はここで覚えた)が中心で、イメージ通りに派手なのは1、2曲くらいでやや拍子抜けして、結局聴かないで仕舞い込んでしまった。

今回30年ぶりくらいに聴き直したらまた違って、そんなに地味でもなかった。すごくいい。今まで聴いて来た音楽の何かがトリガーになって面白くなったんだと思うけど、それがなんなのかはわからない。

マラゲーニャ、ベルディアーレス、ファンダンゴスなどいろんな種類の歌が収録されていて、解説もあって楽しい。幼稚園児の時に刺さった曲は、タンゴスという種類で「わたしのグラスに」って曲だった。

ピース。

(2022/04/25)