【レコードとわたし】一風堂 - Radio Fantasy

’81年オリジナル。

これもバイト先で一緒だった小吹くんからの頂き物。仮眠室のロッカーに入っててびっくりしたよ。改めてありがとうございます。

小吹くんとはバイトで知り合ったんだけど、色々と縁があった。奇遇を呼ぶ男だった。

会ったばかりの頃、お互いまだ学生だった。彼がお芝居をやるというので早稲田まで見に行ったんだけど、そのお芝居のスタッフとして高校の仲良かった後輩の名前が二人ばかりあってびっくり。

音楽担当や裏方だったので、その日後輩には会えなかったけど、後日バイトで小吹くんと、いやー奇遇ですねーくらいの話はしたと思う。

その時に、彼がやってる二人組の音楽ユニットのカセットをもらった。NYDという名前だったんだけど、それがまた次の奇遇を呼ぶ。

ジンタのベースの人はスタジオを経営してたんだけど、今も歌手として活躍してる沢知恵さんがそこの常連だった。それが縁で僕らのカセットにゲスト参加してもらったり、ペンギンで共演したり、後に沢さんのバックバンドにジンタのドラムの英ちゃんが参加したりした。

小吹くんのNYDはマーマレードスカイと名前を変えて、色々音源を出したりギターマガジンでインタビューされてりして大活躍だったんだけど、なんと彼らの事務所が沢さんと同じだったのだ。全くの偶然。

もう一人のマーマレードスカイの手島くんは沢さんのマネージャーもやってたんじゃないかな。もうびっくり。

で、小吹くんにはお兄さんがいて、ライターだったかジャーナリストだったか、海外を飛び回ってた。お兄さんが旅先のアンコールワットで、バックパッカーの日本人女性と出会って意気投合、後に結婚するんだけど、その女性がなんと僕の大学の後輩だった。

そこまで奇遇が続きますか、普通。

彼と最後に会ってから20年以上経ってるから、そろそろ新しい奇遇があったらいいなと思う。

ピース。

(2022/4/21)