【レコードとわたし】荒井由実 - ひこうき雲

‘73年オリジナル。いきなり大ネタ。これは大学生の時かなー。フリマとかで格安でしめしめって買ったんじゃなかったかな。帯はあるんだけど切れてしまってるのが残念。

荒井由実は僕が浪人中の頃だったか、保育園児だった妹が買ってもらったシングル集をよく聴いてたので、「返事はいらない」とかアレンジが違ってるのがすんごい違和感。

なんで保育園児が荒井由実かというと、あれです、魔女の宅急便です。その流れで、保育園の出し物で、先生と二人でルージュの伝言を歌って踊る事になって、聴き込まねばなるまいってんで買ってもらったんじゃなかったかな。

紙ヒコーキのギターソロが僕にとって鈴木茂のベスト。コンプもそんなペタペタじゃないし、ぱっつんぱっつん張り切った音。ピッチのハズレ加減が絶妙に泣けるスライド。

だいたいあの出だしのゴイーンというかズキョーンというか、なんですかあれは。ほとんどノイズだよ。よくあんな事考えつくなあ。

というのを後輩諸君と共有しようと、サークル棟で「ほら、ここ!ここ!」とか熱くアピールして聴かせたんだけど、リアクションはいまいちだった。

うーんノイズに聞こえない、すごく普通、これはギター弾いてる人じゃないと面白く聴こえないんじゃないかなー、ということになった。

そういうつもりで今日聴いたら、確かに普通かも知れないなあ。でもやっぱりすごいや。ズギョーン。

それにしてもすごいねこのアルバム。やっぱり。

ピース。

(2022/4/18)