【レコードとわたし】Pink Floyd - The Dark Side Of The Moon

国内盤’74年リプレス。これも大学生の時に拾ったはず。買った覚えがない。豪華ブックレットやらポスターやらてんこ盛り。

ピンクフロイドとの出会いは中学生の時のマイアニメってアニメ雑誌の映画コーナーだったんだけど、それは The Wall のところで書く予定。名前を知っただけでまだ聴いてはなかった。

最初に聴いたのは、高校生の時に見たスーパースターコンサートとかいうオムニバスのビデオだった。吉祥寺レンガ館の2Fにあったドラマってレンタルビデオ屋で借りたんだけど、ブラインド・フェイスとか色々入ってて感動しつつ、ユージン斧に気を付けろがもー怖くて怖くて。ロジャー・ウォータースの顔がもう怖い。照明が暗いからポンペイのテイクより怖い。ベースのヘッドに挿したタバコの煙がこれまた怖い。

‘88年、ちょうどその頃来日ってタイミングで、クラスの女の子がピンク・フロイド見に行くとか言ってて、その子はヒットチャート曲が大好きな人だったから(当時はマイケル・ハッチェンスがお気に入りだったはず)、あんな怖いもん見て大丈夫なのかと心配になったもんだった。大きなお世話だよな。今思えばマンスプレイニングそのものだわ。

その後、浪人中に狂気を図書館で借りるんだけど、先に高校生の時に四人囃子を葛西図書館で借りていて、ダビングしたカセットをかなり聴き倒した後だったので、そういうことかー!というこれまたアハ体験。ユージンの印象が大きかったから、思いの外王道なサウンドでそれもびっくりだった。

ギルモアのギターソロ、一番好きなのはデブでよろよろの太陽だけど、一番弾きたくなるのはタイムだねぇ・・・。聴いてるとついエアギターしちゃうもんねぇ。

Us And Them、そんなに内側じゃないんだけどサビの大盛り上がりのところで歪んで塊みたくなる。こんなもんだっけ。Brain Damage はゴスペルっぽい所でも内側の割りにはスムーズ。クリーニングすればよくなるのかなあ。高音質再発のやつが欲しくなってきた。ああ沼・・・。

ピース。

(2022/3/24)