【レコードとわたし】Duran Duran - Seven And The Ragged Tiger

国内盤’83年オリジナル。もちろん中学生の時買ったもの。いや、買った覚えがないんだけど、誰かの持ってきちゃったかな。弟のかな。でも弟は小学生だったからなあ。

すんごい音が超いい。A-1 Reflex のクリアさにびっくりした。ほこりの音はぶちぶちいうけど、気にならない。

帯にある通り、邦題では Ragged をラグドと表記しているため、ずっとそう発音するんだと思ってたんだが、時は流れて’90年、ニール・ヤングの Ragged Glory が出た時、ラグド・グローリーって発音したら、大学OBの僕にとってのサイケ導師、八景さんに「それはラギッドと読むんだよ」と訂正されて、正解を知った。さすが八景さん、群馬No1校、高崎高校出身だぜ、と思ったもんだった。

中学の時、デュランデュラン好きの菊地くんって友達がいて、彼はよく Reflex のイントロを口三味線してたんだけど、ギターのフレーズの、チャッチャッチャッチャ、って部分だけで始めるから別の曲みたいで面白かった。

普通、チャンチャランってシンセのフレーズ歌うでしょ、あのイントロは。

菊地くんとは、もう大学卒業してから、実家に帰るバスの中でばったり会った。彼は仕事で大阪に住んでいて、同じく実家に帰るところだった。顔がまったく変わってなかった。僕の実家に寄ってもらって、二人でちょっと飲んだ。

彼は新しい音楽を追ったりはせずに、あの頃好きだったものを聴いていると言っていた。でもデュランデュランは新譜も買い続けてたそうだ。ウォーレン・ククレロ時代とか。結果的に、渋いな!

もうそれも25年は前の話だ。キッコ(菊地くんのあだな)元気かな。

(2022/2/18)