ぼんやりとした記憶なのだが、確か宝島での久住昌之さんのコラムのタイトルが「僕がハゲていく」ではなかったか。
生え際は後退しつづけてはいたが、おでこが広いと言い張っても差し支えなかったわたくしの頭髪であるが、ここ数ヶ月で急に来た。老眼、誤嚥ぐせ、残尿感、なんでも急に来る。例外はなかった。
生え際がひよこのようにぽわぽわで、鏡をぱっと見ると「あ、頭とは丸いものなのだな」と改めて思わされるくらい、肌色の丸い形が透けて見えるのだ。
ここ数ヶ月といったが、明確に白内障の手術後である。やはりストレスによるものなのだろうか。
手術後しばらく洗髪が出来ないため、事前に短く刈ったのだけど、その時はまだよかった。
手術後、洗髪できるようになって初めて風呂で頭からお湯をかぶった姿を鏡で見て、驚いた。超薄い。思ったより地肌が見える。ブリジット・ライリーの炎かと思った。
参考:ブリジット・ライリー 炎 1 (1962)
きっと今までもこんなものであったが、なにせ目が悪いもんで、メガネなしの状態である風呂の中では認識できなかったのであろう、いやー目が良くなると見たくないもんも見えてくるんだなあ。
くらいに思ってたのだが。
髪の毛が乾いても、あきらかに薄い。風呂からあがっても薄い。かつてメガネをかけて見ていた世界の中でも薄いったら薄い。やはり、手術前より進行しているのだ。
先に書いたように、生え際から伺える地肌の感じが、球体なのである。わかるかなーこの感じ。
よく言えば、ロニー・ジェイムズ・ディオである。
順当に言えば、エガちゃんである。
今ディオの動画再生したら、薄毛治療のCMが流れたぞ(ほんとう)。こら!
もう一回くらい髪の毛ぼさぼさに伸ばしたかったが、もうちょっと綺麗に後退して、カツラかぶる前のマイルスみたいになってからにしようと思う。あれはかっこいい。
でもきっとアル・レオン(ゴースト・ハンターズとかダイ・ハードのあの人)みたくなるな・・・。いやアル・レオンもかっこいいけどさ・・・。